「Danmaku!!」というボードゲームについて

Danmaku!!とはなんぞやという方へ

Mystery Parfait氏が作成されたボードゲームです

danmaku.party

 

 

 

この記事では主なルールの解説をしていきたいと思っています、どういうゲームかをつかめていただけると幸いです。ちなみにばかほど覚えることが多いゲームです、やるときは経験者と一緒にやることをお勧めします。

 

 

(参考画像の画質は許してください)

 

最初にカードの種類の解説を行ってから、ゲームの流れについて話していきます

 

まず、このゲームは基本的に「ヒロイン」「ステージボス」「EXボス」の3つの陣営に分かれて戦うゲームです。

 

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これらのカードを役割カードといいます

役割カードはプレイヤーそれぞれに1枚ずつ配られるもので、ヒロイン以外のカードを受け取ったプレイヤーは勝利、もしくは敗北するまで役割カードを他のプレイヤーに見せることはありません。ヒロインのみはゲーム開始時に役割カードを全プレイヤーに公開する必要があります。

役割カードにはそれぞれ勝利条件が記載されていて、先に勝利条件を満たしたプレイヤーが勝利となります。

 

次にキャラクターカードについて説明します。

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このカードもゲーム開始時に配られるものです。各プレイヤーに2枚ずつ配られて、その中から1枚、ゲームで使用するキャラクターカードを決定します。

 

右上に書かれているのが「能力」、右下に書かれているのが「スペルカード」です。

 

能力は永続的に効力を持つものが多く、中にはある特定の場面で発動できる、と記載されているものもあります。

 

スペルカードは呪文カード(のちに解説)によってのみ発動でき、1ラウンドに1回だけ発動できます。

1ラウンドとは、プレイヤーにとって次の自分の番が回ってくるまでのことです。

たとえ発動が無効にされたときでも、次のラウンドまでスペルカードは発動できません。

スペルカードのテキスト欄の右端に描かれているイラストはカードタイプを示すイラストです。イラストごとの違いは次に解説します

 

 

 

ここからはカードタイプごとに紹介していきます。

(カッコ内の名前は私が普段呼んでいる名前です、動作カードって気持ちわr)))

 

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・動作カード(アクションカード)

右上を向いた矢印のイラストをしています。

アクションカードは自分のターンのメインフェイズのみに発動することができるカードであり、1ターンに何度でも発動できます。

 

 

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・反応カード(リアクションカード)

矢印が折れ曲がったイラストをしています

反応カードは能動的には発動できず、記載されている条件を満たしたときにのみ発動できます。条件を満たしていれば、どのプレイヤーのターンであろうと発動できます。

このカードも1ターンに何枚でも発動できます

 

 

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弾幕カード

右上にビームを飛ばしたようなイラストをしています

他のプレイヤーを攻撃するときに使用するカードです。通常、弾幕カードは1ターンに1枚しか発動できませんが、キャラクターの能力やアイテムカードの中にはこの発動制限枚数を増やすカードもあります

また「乱戦」というカードのように、弾幕カードの発動制限に引っかからないカードも存在します

 

 

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・呪文カード

魔法陣のようなイラストをしています

キャラクターのスペルカードを発動するために必要なカードです。それだけです。

 

 

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・スペルカード

お札に魔法陣が描かれたイラストになっていて、先の鈴仙の画像にあるように、キャラクターカードのスペルカード欄の右に存在します。

スペルカードは1ラウンドに1回しか発動できません

1ラウンドとは、プレイヤーにとって次の自分の番が回ってくるまでのことです。

(↑大事なことなので2回書きました)

呪文カードとスペルカードは混同しやすいので、区別して覚えましょう。

 

 

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・回避カード

霊夢弾幕を避けているようなイラストをしています

射撃を避けるカードです。回避カードはすべて反応カードでもあります。

 

 

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・回復カード

ハートのイラストをしています。なぜかテキストの右側にイラストが描かれています。よくわかりません。

残機を回復するカードですが、最大残機を越えることはできず、またすでに敗北したプレイヤーには発動することはできません

(今後残機のことをライフと打ち間違えてしまうかもしれませんが、同じこと言ってるんだなと思ってあげてください)

 

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・アイテムカード

宝箱のようなイラストをしています。

動作カードと同様に自分のターンのメインフェイズのみに発動できるカードで、発動後捨て札に送らず、自分の手前に表向きで置いておきます。

いうならば、遊戯王でいう永続魔法みたいなもんです。

アイテムカードの中にも3種類のカードタイプがあり、それらについて今から解説していきます。

 

 

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・パワーアップカード(pアイテム)

pアイテムのイラストをしています

pアイテムには発動枚数に制限がありません。

ただし、他のプレイヤーの射撃によって残機を失ったときに捨て札に送らなければいけません

名称の都合上、pアイテムとp-itemは異なるのでご注意ください

 

 

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・防御カード

一般的な盾のイラストをしています

防御カードは各プレイヤー1枚しか保持できません。つまり2枚発動した場合、2枚のうち1枚を捨て札に送らなければいけません

 

 

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・秘宝カード

ミニ八卦炉のイラストをしています

秘宝カードも防御カードと同じく1枚しか保持できず、2枚発動した場合は2枚のうち1枚を捨て札に送らなければいけません

 

次に山札(デッキ)について説明します

このゲームには2つの山札があり、メインデッキと異変デッキと呼ばれています

 

メインデッキは全体が青色で印刷されています

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メインデッキのカードは基本左下にカードタイプのイラストが描かれています。

また右上あたりに得点が書かれています。

一応強いカード、枚数の少ないカードほど得点が高くなっています。

追加エキスパンションである「Danmaku!! Lunatic Extra」では得点を利用するカードが登場していますが、日本語版が発売されている「Danmaku!!」の初期版では利用するカードはありません。「Danmaku!!」の初期版をプレイする場合は特に意識する必要はないでしょう。

 

 

次に異変デッキについて解説します

 

 

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異変デッキはメインデッキとは別の山札で管理され、赤色で印刷された異変カードによって管理されています。

異変は異変ステップ(のちで解説)の開始時に、ほかの異変が起こっていないときに異変デッキの一番上をめくって、異変を起こします。

異変カードは解決されない限り場に残り続けます。

また各異変ごとに解決条件があり、解決を満たした異変は解決されます。

 解決された異変は異変デッキの捨て札に置かれます。異変が解決されたからと言って、すぐに次の異変が起きるわけではありません。次のプレイヤーの異変ステップに

 新たな異変が起こります。

 

 

さて、ここまで画像をよく見ていた方は気づいているかもしれませんが、各カードの左上にもイラストが描かれています。これは季節を表しています。

 

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春…桜の花 夏...太陽 秋...紅葉の葉 冬...雪の結晶

 

季節は異変の収集条件やカード効果で重要になってくる要素です。どういう影響があるかは今後のカード紹介の記事で書いていこうと思っています

 

 

 

 

カードの種類の解説はここまでです。

 

 

 

それでは主なゲームの流れについて説明します

まずゲームの準備として、4つの手順があります

1,役割カードの配布

2,キャラクターカードの配布と選択

3,ヒロインの開示

4,初期ライフ及び初期手札の設定

 

ヒロイン以外は普通なら、初期手札・最大手札枚数は4枚

初期残機・最大残機は4個です。

 

ヒロインは普通なら、初期手札と最大手札枚数は+1されて5枚

初期残機・最大残機は5個です

 

普通ならというのは、初期手札や最大手札枚数を増加させるキャラクターやアイテムが存在するからです。それらについてはのちの記事で紹介しようと思います。

 

これらの準備が終了したらゲーム開始です

 

 ヒロインの人からターンが始まり、そこから時計回りでゲームを進めていきます。

次にターンについて解説します

ターンには5つの段階があります

1,ターン開始時

2,異変ステップ

3,ドローステップ

4,メインステップ

5,エンドステップ

 

1,ターン開始時

ここでは「次のターン開始時まで」などの効果の処理や、弾幕カードとスペルカードの発動枚数制限がリセットされます。

 ターンプレイヤーにとっては、新しいラウンドに入ることと同義です。

 

2,異変ステップ

すでに異変が起こっているなら、異変の効果処理。もし起こっている異変がないならば、新たな異変を起こします

 

3,ドローステップ

いわゆるターンドローをするフェイズです、ターンプレイヤーは通常、メインデッキから2枚カードを引くことができます

 

4,メインステップ

何でもできます

弾幕カードで攻撃したのちに、動作カードで何かアクションを起こすこともできます。カードの発動順番は自由です

 

5,エンドステップ

各プレイヤーは最大手札枚数を超過している場合、最大手札枚数ちょうどになるまで手札を捨て札に送らなければいけません。

 

 

最後にゲームの進め方についてといいますか、攻撃の仕方、残機を失った時の処理について話していきます。

 

残機は先に示したように、ヒロインは5個、ヒロイン以外のプレイヤーは4個で始まります。

残機は失う方法が主に2つあります

1つ目は、他プレイヤーに射撃され命中したとき

2つ目は、カード効果によって失うときや効果発動のコストとして支払うとき

残機は0より減ることはありません

またどのプレイヤーも残機を失ったとき、失った残機の個数だけメインデッキからカードを1枚引きます

 

次に「射撃」について解説します。

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「ショット」(上画像)のように、このゲームはカードや能力によって他のプレイヤーを射撃できます

射撃されたプレイヤーは「グレイズ」を使用することでその射撃を回避することができます。

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射撃を回避しなかった場合、射撃されたプレイヤーは残機を失います。

失う個数は基本1個ですが、射撃のダメージを変化させるカードも存在します。

当たり前ですが、カード効果で残機直接を失う場合はグレイズは発動できません。

 

次は「射程」と「距離」について解説します

射程とはプレイヤーがどれほど遠くまで射撃できるかを示す数値です。基本射撃するときは射程内のプレイヤーしか射撃できません。

プレイヤーの射程が、射撃したいプレイヤーとの距離以上であれば、射程内であるといえます。

通常各プレイヤーの射程は1ですが、カードの効果やキャラクターの能力によって増やすことができます。射程が1より下がることはありません。

 

次に距離とは、射撃するプレイヤーから、射撃されるプレイヤーまでにどのくらいの遠さがあるかを示す数値です。射撃するプレイヤーから数えて、射撃されるプレイヤーまでに生存しているプレイヤー(自身も含む)の人数が、そのまま距離になります。

これもカードの効果やキャラクターの能力によって増やすことができます。

 

ぶっちゃけ説明するの難しいんですけど...... とりま次の画像を見てください

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射撃するプレイヤーが霊夢だとします。

紫と萃香霊夢とそれぞれが隣り合っているので距離1。

魔理沙は1人プレイヤーを挟んでいるので距離2。

チルノは2人プレイヤーを挟んでいるので距離3

鈴仙は1人プレイヤーを挟んでいて、距離+2のアイテムを持っているので距離4

早苗は2人プレイヤーを挟んでいて、距離+2のアイテムを持っているので距離5

 

という風になります。

距離も1より小さくなることはありません

 

次は敗北について説明します

プレイヤーは残機が0になったら敗北しますが、0になった瞬間に敗北するわけではありません。

残機が0になった瞬間に反応カードを使うタイミングがあります。反応カードの中には、残機を回復させるカードが存在していて、それを使うことで敗北を免れることができます。

もし敗北した場合は、そのプレイヤーは手札と保持していたアイテムカードをすべて捨てて、役割カードを公開します。

 

また勝利の宣言は、役割カードに記されている目的を果たした瞬間に宣言できます。宣言しましょう。

 

 

 

基本ルールはこのくらいです。

ぶっちゃけDanmaku!!を買えばルールブックがついてくるので、それを見たほうが正確です(長いし、英文を和訳しただけだから読みづらいけど・・・)

 

次の記事はカード紹介<メインデッキ編>の予定です

 

ここまでくそ長い記事を読んでくださりありがとうございました。